vol.19 定時制の代役に、通信制はなれない?
おはようございます!
今日は「ニュースを批判的に読む」をテーマにして教育について考えていきましょう!
今朝、以下の記事を私は読みました。
定時制高校が減少していく一方で、「通信制高校は定時制高校の果たしていた役割を担えていくのか?」などという発問がなされている記事です。
もしこの記事を批判的に読むとしたら、あなたは意見を書くことができるでしょうか?
☆本日の問い☆
・この記事をただ受け取りながら読むのではなく、批判的に読んでみましょう!
こうした情報を読む時、「書き手が何を前提にし、何を伝えたくて、どういうロジックでそれを伝えようとしているか」に目を向けることが大切です。
その上であらゆる立場を想定して批判的に情報を受け取ろうとするからこそ、より思考を深めていくことができます。
今回のニュースに関してだと、例えば「通信制高校(サポート校)」の運営者という立場に立つことで、
記事ではN高を例に挙げて「通信制高校は定時制高校とは違い、毎日登校ではないこと」などを根拠にその難しさに言及しているが、そもそも通信制高校に対する解像度が低いのではないか。毎日登校を前提とする通信制高校も近年増えているのにも関わらず、「通信制高校の在り方の変容・現状」について十分に言及をすることなく論を展開しているのはよいとは言えない。(記事内にあるN高にもまた、毎日のように通えるコースも存在する。)
という視点からニュースを見ることもできますよね。
このような批判はあなたの中で浮かび上がってきていましたでしょうか?
他にも保護者という立場・生徒という立場、定時制高校の先生という立場などなど、様々な立場を想定することで、より多様な視点から情報を眺めることができます。
AIの普及によって簡単に「まとまった情報」にアクセスできるようになった今、「情報を受け取る姿勢」はより大切になってきています。(Google/Yahoo検索さえしなくなっている方もいらっしゃいますよね...!)
情報の受け取り方について、ぜひあなたなりに思考を深めてみてください!!!
以上が、本日のピックアップテーマでした。ではまた、お会いしましょう!
僕はいつも、素直に情報を受け取っていたな...。
〈いつもの注釈 : 当メルマガが大切にしていること〉
“よい教育”について考える時、「問いを立てるという行為」にこそ価値があります。
AIなどの発展により、「問い」があれば「答え」を見つけてくれる存在が私たち人間のすぐそばに現れました。今はまだ「答え」が不正確なこともあるかもしれませんが、この精度はどんどん高まっていくでしょう。そして、近い未来にはまるで「ドラえもん」のように、私たちの欲求を叶えてくれる存在になっていくでしょう。
このような未来を想像する時、人間にとって大切なのは「そもそもの問いを見つけること」だということが分かります。「自身の欲求に向き合い問いを見つけること」こそ人間にできることであり、人間にとって自由に生きる営みの土台となるものです。問いが見つかれば、あとは「ドラえもん」と一緒にその問いと向き合い、つくりたい未来をつくっていくことができます。
のび太のように、「助けてドラえもん!」「〜したいよドラえもん!」と表現できる存在。
そんな存在こそ、きっとこれから求められる人間像です。
これは社会的にという観点でもそうですし、一人ひとりが自由に生きていくためという観点に立っても北極星となる人間像だと思います。
この「求められる人間像」を踏まえ、本メルマガでは「仮の問い」を発信するにとどめています。「仮の問い」から、ぜひ「あなただけの問い」を発展をさせてください。そして「あなたのつくった問い」から、素敵な未来をぜひつくっていってください!そんな風に、当メルマガをつかっていただけますと幸いです。素敵な物語があなたを起点に紡がれていくことを、私自身心から願っています。
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